良い姿勢でも固まる?デスクワークの肩甲骨の痛みを解消する効果的な3つの運動

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50代を迎え、責任ある立場でデスクワークに向き合う毎日

気づけば、もう何年も「肩甲骨のあたりが重い」「いつも同じところが痛む」そんな状態が当たり前になっていませんか?

多くの方が「姿勢を良くすれば改善する」 そう信じて、頑張っていると思います。

でも実は、どれだけ姿勢を意識していても、長時間ほとんど動かないこと自体が、肩甲骨まわりを固めてしまう大きな原因になることが少なくありません。

今回は、プロの視点から、なぜ肩甲骨の痛みが繰り返されるのか、その正体をわかりやすく解説します。さらに、忙しい仕事の合間でも取り入れやすい、根本改善を目指すための「3つのエクササイズ」をご紹介します。

まずは、ざっくり肩甲骨が痛くなる理由を漫画で解説

なぜ「良い姿勢」を意識しても肩甲骨が痛むのか?

「姿勢を正しているのに、なぜ肩甲骨が痛むのか?」その疑問を解消するために、痛みのメカニズムを詳しく、かつ分かりやすく解説します。

① 「筋肉の血流不足」が起きている

筋肉の中には、血液を流す細い通り道がたくさんあり、血液は、酸素や栄養を運び、疲れの原因になる老廃物を回収してくれています。

筋肉が動くと、この通り道がポンプのように働き、血液の流れがスムーズになります。
つまり、動くこと自体が血流を良くするスイッチなのです。

しかし、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると、このポンプが止まってしまいます。
たとえ姿勢が良くても、筋肉は体を支えようとしてずっと力が入ったままになり、血管を押しつぶしてしまいます。すると、血液の流れが悪くなり、酸素は届きにくくなり、疲れの物質は溜まりやすくなります。体はそれを「コリ」や「痛み」として感じるようになるのです。

② 肩甲骨は「浮いている骨」だからズレやすい

肩甲骨は、背中にくっついているように見えますが、 実は骨でがっちり固定されているわけではなく、筋肉に支えられて宙に浮いているような骨です。

そのため、姿勢や筋肉のバランスが崩れると、位置がズレやすい特徴があります。

デスクワークが続くと、胸の筋肉は縮こまりやすくなり、反対に背中の筋肉はずっと引き伸ばされたままになります。すると、肩甲骨が外側に引っ張られた状態で固まり、本来あるべき場所に戻りにくくなってしまいます。

この肩甲骨の「ズレ」や「動きの悪さ」こそが、肩甲骨まわりのしつこいコリや違和感の原因になるのです。

③「良い姿勢=動かない」は体にやさしくない

人の体は、もともと動くことを前提に作られています。
どんなにキレイな姿勢でも、30分・1時間と同じ姿勢のままでいると、体にとっては不自然で負担の大きい状態になります。

つまり、「良い姿勢で固まること」=体に良いという事ではないということです。

肩こりや肩甲骨まわりの不調を根本から改善するために大切なのは、マッサージで揉んでもらうことや、姿勢を我慢してキープすることではありません。

必要なのは、自分で肩甲骨をしっかり動かし、血の巡りを良くしてあげること。
肩甲骨が本来の動きを取り戻すと、こわばっていた筋肉がゆるみ、コリや違和感も軽くなっていきます。

関連ページ:肩甲骨を柔らかくすると体はここまで変わる理由

とは言っても…。「良い姿勢」も痛みの予防に不可欠

ここまで、固まった体を「動かしてほぐす」ことの重要性をお伝えしました。しかし、デスクワークの時間が長い以上、普段の「座り方」そのものを見直すことも、痛みの再発を防ぐためには大切です。とは言え、無理に胸を張ったり、背筋を伸ばし続ける必要はありません。
実は、筋肉ではなく「骨」をうまく使うことで、長時間座っても疲れない、そして体への負担が劇的に減る座り方があります。

「良い姿勢をキープしようとすると逆に疲れる」
「正しい座り方を知りたい」

という方は、運動と合わせてこちらの記事もぜひ参考にしてください。

▼あわせて読みたい

関連ページ:スマホで固まった肩甲骨の痛みを改善!間違った肩回ししてませんか?

デスクワークの合間に!肩甲骨の「痛み・コリ」解消実践ガイド

それでは、具体的な3つの運動をご紹介します。特別な道具は不要(一部タオル使用)、椅子に座ったままでも行える内容です。

運動➀:肩甲骨周りの血流をよくするリズム運動

まずは肩甲骨を多角的に動かし、周辺筋肉の「コリ」を解消していく運動です。

【手順】

  • 両手を頭上に上げ、手の甲を合わせます。そこから、手のひらを自分(顔)の方に向けながら、肘を引くように下ろしていきます。
  • 両手を前に出し、手のひらを上に向けます。そこから後ろに引く際、手のひらを外側(後ろ)に向けるように捻りながら引き寄せます。
  • 再び両手を頭上に上げ、今度は手のひらを合わせます。下ろす時は手のひらを外側に向けて、大きく円を描くように下ろします。

【ポイント】ゆっくり丁寧にやるよりも、「ポン、ポン、ポン」と少し反動を使いながらリズムよく行うのが、血流を促すコツです。

運動②:ズレた肩甲骨の位置をリセットするストレッチ

自分では動かしにくい肩甲骨の内側を、タオルを使って強制的に引き上げるストレッチです。

【手順】

  • フェイスタオルの両端を持ち、片方の腕は上から、もう片方の腕は下から背中に回します。
  • 上の手でタオルをゆっくりと真上に引っ張ります。これによって、下の手が引っ張られ、肩甲骨が上方向へスライドします。
  • 肩甲骨がグッと持ち上がる感覚があるところで10秒キープします。左右入れ替えて同様に行います。

【NGフォーム・注意点】

猫背に注意: タオルを引っ張る際に、頭が前に倒れて猫背になると効果が半減します。胸を張り、真上に引っ張ることを意識しましょう

運動③:肩甲骨の深層部をほぐす「肩回し」

最も手軽で、肩甲骨周りの「機能性」をダイレクトに取り戻す運動です。

【手順】

  • 両手の指先を、それぞれの肩に軽く乗せます。
  • 肘で大きな円を描くように、ゆっくりと回します。
  • 「前回り」10回、「後ろ回り」10回行います。
  • 特に後ろに回す時は、左右の肩甲骨が中央でギュッと寄る(背骨を挟む)のを感じてください。

【ポイント】肩先を回すのではなく、「肘で大きな円を描く」と意識することで、肩甲骨がより大きく動きます。

追い打ち漫画でさらに肩甲骨の痛みを解説!!

肩甲骨の痛みから解放されるために

「良い姿勢を保とう」と頑張るあまり、体がガチガチに固まっていませんでしたか?大切なのは、姿勢そのものよりも「こまめに動かすこと」です。

  1. 血流不足にさせない:良い姿勢でも、30分に一度はリセット運動を。
  2. 肩甲骨を剥がす意識:浮かんでいる骨だからこそ、多方向に動かしてあげましょう。
  3. 1分の習慣が体を変える:忙しい時こそ、紹介した3つの運動を1つ選んでやってみてください。

50代からの体質改善は、正しい知識に基づく「自力のケア」から始まります。デスクワークの合間にこれらの運動を取り入れ、痛みのない、仕事に集中できる毎日を取り戻しましょう。

関連ページ:肩甲骨が痛い時の原因と対処法

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