四十肩は動かさないと悪化する?筋トレで肩の痛みと可動域を改善する正しい方法

お役立ち情報

「朝、服を着替えるときに肩に激痛が走る……」
「最近、腕を上に上げようとすると肩の奥が突っ張る感じがする……」

40代を過ぎてから、このような悩みを感じていませんか?四十肩による痛みは、一度始まると日常生活の些細な動作すら苦痛になってしまいますよね。

多くの方がやってしまいがちなのが、痛いから安静にしていようと肩をかばい、全く動かさないことです。

しかし、本当の原因は、肩の構造を知らずに適切なケアができていないことにあります。

この記事では、四十肩のメカニズムを理解し、自宅でできる「自主トレ」と「筋トレ」を通じて、痛みと上手に付き合いながら可動域を取り戻すための正しいアプローチを解説します。

まずは、四十肩の改善を漫画で理解する!

肩の痛みで動かさずにいると、関節が固まってしまいます。

普段行わない捻る動作を取り入れ、無理のない範囲でこまめに動かしましょう。血流が良くなり、筋肉の柔軟性が改善されます。

【結論】四十肩で一番避けるべきは「痛みが引いた後の後遺症」

四十肩で一番避けるべきなのは、痛みが引いた後に関節が固まり、腕が以前のように動かせないという状態が残ることです。

痛みが引くまで安静にとじっと待つだけでは、関節が固まって癒着し、腕が上がらなくなる後遺症を招く恐れがあります。

四十肩を克服するコツは、痛みがある時期からできる範囲で動かし続けることです。

適度に動かすことで関節の固まりを防ぎ、柔軟性と血流を維持できます。これにより、可動域が広がると同時に、慢性的な痛みの軽減も期待できます。

痛いから動かさないのではなく、適切なケアを取り入れることが早期回復への近道です。

放置せず、正しい知識と対策で、後遺症なく改善を目指しましょう。専門家による具体的な解説も、ぜひ参考にしてください。

参考:四十肩・五十肩(凍結肩)って放っておいても勝手に良くなるなごみ整形外科リウマチクリニック

四十肩とはどんな症状なのか?

四十肩とは、肩の関節まわりに炎症が起きて、激しい痛みや腕が上がらないといった症状が出る状態のことです。特に、以下の悩みが代表的です。

  • 夜中に痛みで目が覚める
  • 着替えや髪を洗う動作がつらい
  • 腕が一定以上上がらない

といった悩みが代表的です。

年齢のせいと思われがちですが、日々の負担の蓄積や組織の老化により誰にでも起こり得ます。

放っておくと肩の関節が癒着してさらに動かしにくくなるため、日頃の動作に不自由を感じ始めたら、早めに対処することが大切です。

「四十肩」と「五十肩」はどう違うのか

四十肩・五十肩は、どちらも一般的に肩関節周囲炎を示す俗称です。

では、なぜ2つの呼び方があるのでしょうか!?その理由をお伝えします。

実は四十肩・五十肩に医学的な違いや症状の違いはない

結論から言うと、四十肩と五十肩に医学的な違いはありません。

どちらも同じ「肩関節周囲炎」という状態を指します。

「肩関節周囲炎」というのは加齢などが原因で肩の関節まわりに炎症が起き、痛みや動きの制限が生じる症状のことを言います。

発症年齢によって四十肩・五十肩の呼び名が変わる

実は、これら二つに医学的な違いはなく、発症した年齢によって呼び方が変わるだけで、中身は全く同じ症状を指しています。

どちらも発症した年齢に応じた俗称であり、病気としての重さに違いがあるわけではありません。

一般的に四十肩・五十肩と呼ばれる症状は、医学的には「肩関節周囲炎」と総称されます。疾患の詳しい定義については、以下の専門サイトもご確認ください。

参考:四十肩・五十肩とは | 腕が上がらない原因|横浜町田関節脊椎病院

四十肩を動かすことは回復への近道になる

「痛いから、とにかく安静にして動かさないようにしよう」

そう考えているなら、少し注意が必要です。実はその考え方こそが、四十肩を長引かせ、関節を固めてしまう原因かもしれません。

四十肩はインナーマッスルが鍵になる

肩を自由に動かすためには、関節を安定させるインナーマッスルの働きが欠かせません。

しかし、日常生活で腕を意識的に「ひねる」機会は少なく、このインナーマッスルは使わないとすぐに固まり、機能が低下してしまいます。

筋肉の固さを放置すると、ふとした拍子に激痛が走り、動かさない期間が長引くという負のスパイラルに陥ります。

肩を動かすことが改善に繋がる

四十肩を改善するためには、痛みを我慢して激しい運動をする必要はありません。

大切なのは、肩のインナーマッスルを優しく刺激し、固まった関節を少しずつ本来の動きに戻してあげることです。

肩のインナーマッスルについて、もっと知りたい方はこちらの記事をご覧下さい。

関連ページ:肩甲骨を柔らかくすると体はここまで変わる理由

ただ、肩のインナーマッスルを刺激すると言われても、どうやっていいかわからないと思うので、【実践】の章で具体的に解説します。

四十肩を悪化させない「正しい肩の動かし方」

四十肩を改善させるためには、肩に負担のかからない「正しい角度」で動かすことが重要です。

日常生活やストレッチの中で、つい行ってしまいがちなNG動作と、回復を助ける理想的なポジションについて解説します。

肩が痛いとき絶対に避けるべき動作

四十肩の時期は、腕を体の後ろへ持っていく動作を徹底的に控えてください。

良かれと思って行うストレッチも、この動きが含まれると炎症を悪化させる恐れがあります。

肩の関節は、体の少し前側にあるときに一番リラックスできる構造をしています。

腕を無理に後ろへ持っていくと、本来の定位置から大きく外れるため、関節や筋肉が無理やり引っ張られ、負担が大きくかかってしまいます。

炎症を起こしている時期にこの動きをすると、火に油を注ぐように炎症がさらに悪化し、治るのが遅れてしまいます。

肩甲骨を意識した運動が効果的

肩を動かす際は、肩甲骨を意識しましょう。肩甲骨は体に対して約30度前方に傾いています。

この角度で動かせば、無理な力がかからず関節内の摩擦も防げるため、炎症を悪化させずに痛みも抑えながらスムーズに動かせるようになります。

逆に、腕を真横や後ろへ持っていくと関節に過度な負担がかかるため、まずはこの30度前を徹底することが回復への近道です。

【実践】1日3分でできる四十肩に効果的な筋トレ

ここからは、自宅で無理なく行えるトレーニングを紹介します。痛みがある場合は、無理をせず「心地よい範囲」で動かすのがポイントです。

➀肩のインナーマッスルを呼び覚ます「肩ほぐし」エクササイズ

このエクササイズは、肩の深層にある筋肉を自然に働かせるためのものです。筋肉を激しく鍛えるのではなく、固まった部位を優しく動かしてほぐすような感覚で行ってください。

ステップ1:肘で床を押し、胸を浮かす

うつ伏せになり、肩の真下に肘が来るように床につきます。お腹に軽く力を入れ、肘で床をしっかりと押して、胸と体を床から浮かせてください。

ステップ2:手のひらを外側へ向ける

両肘の間隔を拳1個分ほど開きます。肘から先(前腕)を少しだけ外側にひねり、手のひらが外側を向くようにセットします。

ステップ3:肘を支点にゆっくり開く
肘を床につけたまま、前腕をゆっくりと外側へ開いていきます。肩甲骨まわりがじんわりと温かくなるのを感じながら、20回を目安に繰り返してください。これを2〜3セット行うとより効果的です。

【注意点】動作中は、常に肘で床を押し続け、胸を浮かせた状態を維持してください。体が沈んで姿勢が崩れると、肩の奥の筋肉に刺激が伝わりません。あくまで胸を浮かせておくことを最優先に意識しましょう。

②肩の負担を減らす「肩回し」

肩を動かすときは、肩甲骨の向きに合わせた角度が最も安全です。無理に後ろへ回すと肩を痛める原因になるため、まずはこのニュートラルな位置を意識して動かしましょう。

ステップ1:斜めに構えて腕をセット

足を少し前後に開き、体に対して斜めに構えます。腕は真横ではなく、自分の目線に入る少し前方(約30度)に出し、手のひらを正面に向けます。

ステップ2:正しい位置で肩を回す

腕をその「前方30度の位置」に保ったまま、ゆっくりと大きく回します。後ろへ無理に引かず、前側の可動域を使うのがポイントです。

ステップ3:反対回しも行う
回し終えたら、反対方向にも同様に回します。この位置で動かすことで、肩のインナーマッスルがほぐれ、関節へのストレスを最小限に抑えられます。

【注意点】腕を体の後ろに持っていく動作は、四十肩を悪化させる可能性があるため行わないようにしましょう。

追い打ち漫画で、さらに四十肩の改善を理解する!

良かれと思って腕を後ろに回すストレッチが、かえって痛みを悪化させるケースが多発しています。

肩の構造や正しい動かし方を理解せずに行うケアは逆効果です。まずは肩の仕組みを正しく把握し、適切なケアを心がけましょう。

まとめ

四十肩の痛みと向き合うことは、自分の体と対話する大切な時間です。ここまでお伝えした3つのポイントを振り返りましょう。

  1. 「適度に動かす」が回復の近道
    安静にしすぎると関節が固まります。痛みと相談しながら、できる範囲で動かし続けることが大切です。
  2. インナーマッスルの「ひねり」が鍵
    日常では不足しがちな「ひねり」の動作で、肩の奥の筋肉をほぐし血流を改善しましょう。
  3. 「焦らず継続」が肩を救う
    劇的な変化を求めず、日々の小さな進歩を大切に。コツコツと肩を動かす習慣が回復を早めます。

まずは今夜、お風呂上がりにゆっくり肩を回すことから始めてみましょう。

※夜間痛がひどい場合や、安静時にも鋭い痛みがあるときは無理をせず、整形外科を受診してください。

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