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ゴルフ上達のフィジカルトレーニング
~すべては、正しい動作の中にある~
股関節には“動かし方”がある
股関節の動作は、ゴルフの動作において主役といっても過言ではありません。
フィニッシュが決まらない、球が曲がる、ヘッドが走らない、スイングの再現性が低いなどの原因はおおよそ股関節の動作にあります。 なぜなら、ゴルフの動作は、股関節の動作から始動するからです。その最初の動作が間違っているとそれに続く動作はどこか無理があり力んだり、ぎこちなくなったりするものです。
しかし、これを理解して、そして身に付けることは容易ではありません。それは、股関節の構造に由来があります。
この関節は、球関節なので、平面的な動作をするのではなく立体(3D)的な動作をします。故に、なかなかこの動きを、自分一人で見つけることは難しいのが現実です。
以前、野球のピッチャーなどをしていて、感覚的に理解している人なら話は別ですが、こういうケースは稀なはずです。多くの人は、股関節の動きの原則を理解して、身につける必要があるのです。 このように股関節の動かし方は、複雑なことは確かですが、すべてのスポーツで共通している“動かし方”があるのです。
ゴルフの動きとは・・ スクワット+回旋運動
スポーツが難しく感じられることがあるのは、それが、複合運動だからです。単一運動から成り立っているのなら、タイミングなどを体得する必要がなく容易です。しかし、単一運動は大きなエネルギーを得ることができません。故に、大きな力を必要とするスポーツにおいては、複合運動が必要とされます。タイミング良く、複合運動がおこなわれるとそこに“連動”が生まれて効率的な力強さを得ることができます。
ゴルフの動きは、スクワット動作+回旋動作
ゴルフの動きは、“スクワット動作 + 回旋動作”の複合運動から成り立っています。
単一の動きではなく、複合の動きなのです。スクワットだけでは、ボールを打つことができませんし、下半身を使わないで回旋動作だけならばボールを打つことはできますが、限界が低いレベルでやってきます。
スクワット動作と回旋動作の調和が、強く正確な弾道を生むのです。
ゴルフ上達における 4つの理解と2つの実践
ここでは、ゴルフ上達におけるスキルとそれを洗練させる方法を説明しています。なぜ、 “理解”という言葉を使っているかというと、身体はイメージにとても敏感に反応し、理解があやふやだと、それに反応して上達に結びつきません。逆に、しっかりと理解したうえで練習や実践を繰り返すと、しっかりとした技術が定着します。まずは、正しい動作を理解して、実践を繰り返すことが大事なのです。

4つの理解
1、正しいスクワット動作を理解する
これが、最も重要でありゴルフのみならぬスポーツにおける根本です。
なぜ、最初にスクワット動作を覚えるのかというと、アドレスの形成とゴルフスイングの要素がスクワット動作に集約されているからです。
アドレスの姿勢は、スクワット動作の途中にあります。ですから、これが間違っていると正しいアドレスをとることが困難になります。それにアドレスは、“動作の始まり”なので、これが正確におこなわれないと、それにつづく動きもどこか不自然になるものです。正しいスクワット動作を覚えて、それにつづくアドレスをとれるようになることが、ゴルフ上達のはじめの一歩なのです。
また、スクワット動作は、アドレスだけでなくゴルフのスイング自体にも関係します。タイガーウッズのスイング例がわかりやすいですが、まるでジャンプしているような感じが見受けられると思います。あれがわかりやすいゴルフにおけるスクワット動作です。
さらに詳しく説明すると、あれはスクワット動作を高速でおこなっているため、お尻の筋肉と腿裏の筋肉のバネ運動が発生しているのです。これは、とても大きなパワーを得るために使えている人と、そうでない人の飛距離の差は圧倒的なものになります。これは、タイガーウッズのようなトッププロだけの特権ではなく、正しいスクワット動作をおこなえば、大なり小なり誰しも発生させることができるエネルギーです。
また、正しいスクワット動作を身に付けることの効用はこれだけにとどまりません。
下半身主導のスイングになるので、手打ちの様な無理な力を発揮することがなくなり、スイングの再現性も高まります。そして、力みが少ないので身体に負担が少ない効率的なスイングをおこなうことができるようになります。
上記の説明でわかるように正しいスクワット動作は、すべての動作の元となりますので、これが間違うと全てが間違う結果になりかねません。正しいスクワット動作を身につけることができれば、ゴルフの上達も飛躍的に高まることでしょう。
このように、ゴルフの動作改善で最初に手掛けることは、正しいスクワット動作を身に付けることなのです。
2、股関節の機能を理解する
  股関節の動きは、4つに分類されます。それは、屈曲・伸展・内旋・外旋です(実際は、これらが3D的に動きます)。先にあげた、スクワット動作は、この4つの動きが見事に調和されたものです。ですから、最初に手掛けるスクワット動作を覚えると、4つの動きはある程度、正確にできるようになります。しかし、股関節の内旋と外旋に関しては、日常生活であまりおこなうことがなく訓練が必要になります。特に、ゴルフはこの内旋と外旋が目立っておこなわれるのでなおさらです。テイクバックで、右足は、内旋。左足は外旋。ダウンからフォローにかけては、右足は外旋、左足は内旋がおこなわれます。これには、柔軟性も大きく関与するので普段から動かし方を覚えて、訓練しておく必要があります。ここでは、詳しく解説はいたしませんが、ゴルフ動作は股関節の動きが大きく関与するために、股関節の機能を覚えることは必須になります。

なぜ、子供はゴルフの動作を自然と身に付けることができるのか
子供のころからゴルフに打ち込んでいるボーンゴルファーたちは、股関節などの動きを、習わずとも身に付けている場合が多いです。それは、筋力が未発達で非力なために、自然と大きなパワーを発揮する股関節の伸展・屈曲・内旋・外旋の動きが自然と身についてしまうからです。このように考えると大きな力を発揮するのは、股関節や体幹などの身体の中心からの動きであり、決して腕力ではありません。大人になってゴルフを始める多くの人は力があるため、どんな形でもスイングができてしまいます。しかし、それは本物の動作ではないので、限界も早くきますし、多くの場合どこかの関節が不調をきたします。
やはり、身体の動作は学ぶ必要があるのです。
3、動きの順序を覚える
ゴルフのみならずスポーツは、連動することでしなやかで力強い動きを得ることができます。不思議なもので人間は動いているものに対しては、自然と連動することができます。しかし、こと止まっているものを打つゴルフに関しては、連動することがとても困難になります。それでは、ゴルフの動作で連動するためには、どのようなことが必要なのでしょうか?それは、動きの順序を覚えることです。具体的には、股関節から始まる動きを上肢につなげる動きです。下半身主働といってもいいかもしれません。そして、これらを理解して、訓練することにより定着させることが必要になります。

ゴルフにおける連動を体感しよう!
すでに、連動ができている人には、響かないかもしれませんが、連動が簡単に体感できる方法をお教えいたします。これは、連続素振りでいとも簡単に体感できます。連続素振りは、ボールも意識せず身体主働で動けるので見事な連動動作になります。しかし、ボールを目の前にすると、動きの順序が途端にくずれ、連動が起きなくなる場合が多いようです。このことから、やはり訓練が必要になるのです。
4、体重移動を理解する
ゴルフ技術はカオスの中にあり、巷では情報が飛びかっております。こんなに情報が錯綜しているスポーツは他にありません。しかし、我々は、パーソナルトレーナーという立場から全スポーツに共通する普遍的な動作からゴルフを考えます。少し、極端かもしれませんが、全スポーツの動作の基本は同じです。ですから、ゴルフにおいても体重移動は必要な動作になります。ボールを投げる動作を想像してみればわかりますが、腕を振り上げる時に、右足にのり、そして左足をついて腕を振り下ろします。体重移動をしないということは、右足にのったままボールを投げることになります。もちろん、これでも投げられますが、動きに無理がありパワーを発揮することはできません。ゴルフも、同様にテイクバックで右足にのり、ダウンスイングに入る前に左足にのっていなくてはなりません。投球動作と一緒ですね。このことから、体重移動も身に付ける必要のある動作になります。

~なぜ、ゴルフは人により体重移動が少なくみえるのか~
そもそも、体重移動とは何を意味するのでしょう?簡単にいってしまえば、右足から左足(右利きの場合)に移動することです。さらに、深くみると右股関節から左股関節に移動することとなります。右足から左足と考えるととても、大きな幅になりますが、右股関節から左股関節と考えると、最少(右股関節内側から左股関節内側)で、ほんの数センチになります。このことから、体重移動が少なく見える人は、止まって見えるのかもしれません。しかし、人間は二本の脚を持っている以上、体重移動は確実におこなわれている動作になります。
二つの実践
ここでは、理解した4つの動作を、実践を通じて身体に定着させる作業になります。実際にゴルフクラブを握るので、練習場や自宅での素振りも実践に含めております。
1、覚えた動作を洗練させる “練習”を実践する
これまで訓練してきた、スクワット動作・股関節の動き・動きの順序・体重移動をゴルフの練習を通じて洗練させます。これは、練習場で実際にボールを打つことが望ましいですが自宅で素振りするか、あるいはクラブを握っているイメージだけでもOKです。
ここでは、どのようなドリルを繰り返すのかは省きますが、練習する際はハーフスイング(7番アイアンで100ヤード前後の振り幅)が望ましいです。なぜかというと、フルスイングをしてしまうと、どうしてもナイスショットを追ってしまうからです。追ってほしいのは、身体の動作です。また、ハーフスイングは、難易度も低く、そもそも飛ばすスイングではないので自然と身体の力みがとれて、連動が生まれやすくなります。そして、これを繰りかえすことにより、4つの理解の身体の動きが定着します。
※これは、正しい動作を身に付けるための実践ドリルになります。その他の練習(ボールを曲げたり、高低をつけたり)は別の機会に時間を区切っておこなってください。
2、“ラウンド”を実践する
ラウンドの重要性もお伝えします。本来スポーツは、プレイする同じ場所、あるいは同じシチュエーションで練習します。テニスならテニスコート。スキーならスキー場。野球なら野球場などです。しかし、ゴルフは、これが非常に難しいスポーツです。ゴルフ場で練習できるのは、一部の限られたプロくらいです(実際にアメリカでは、プロゴルファー専用のゴルフ場があります)。たとえ、芝生の上から打てる環境に恵まれている人でも、これは本来のフィールドではありませんから、その練習が本当に活きているかは疑問です。
ですから、ラウンドをしているときが本当の練習といっても過言ではありません。そして、ラウンドでの成功や失敗が無意識のデータに保存され、つぎに活かされます。
そして、陸上で動作改善を繰り返し、またラウンドする。この繰り返しが最短でのゴルフ上達を可能にします。