水分は体内でさまざまな役割をしていて、体温調節をしたり筋肉を動かす働きをしたりするほか、血液として栄養素を全身に運んだり、汗や尿として老廃物を体外に出すなど重要な役割を担っています。成人の場合、1日2～2.5Lの水分を失っており、運動をするとこの量はさらに増え、失った水分を摂取しなければ生きていけません。 運動前後の体重減少量が2％以上になると、持久力や判断力が低下し、さらにひどい場合には体温調節がうまくできずに熱中症に陥る恐れもあります。そうならないために水分補給が大切になります。
しかし、体内に水分を多く摂れば良いという事ではありません。必要以上に大量の水分を摂りこむと、血液中の塩分などのナトリウム濃度が下がり、水中毒とも言われる低ナトリウム血症になる恐れがあります。お水の飲み過ぎも注意が必要ということですが、かなりの量の水分を摂らないと低ナトリウム血症にはならないので、注意すべきは水分を摂らないことによる脱水症状です。
ポイントは、起床時にしっかり摂ることです。寝起きはすでに脱水状態なので最低でもコップ1杯（200ml）は摂るようにしましょう！その後は少しずつでも良いので、こまめに飲みましょう！！
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