しわと言えば、「目じり」や「口もと」というように顔のしわを思い浮かべると思いますが、意外と「お尻のしわ」が気になるという方も多いです。周りに相談しにくかったり、どうやってケアしていいか分らないなどもあり、諦めてしまった方もいるかもしれません。
今回は、「お尻のしわ」について、原因やケアの方法などを解説していきます。
しわはなぜできるの?
しわのおもな原因は、日焼けと乾燥、ストレスやスキンケア不足などです。
しわは、皮膚の弾力性を保っているコラーゲンやエラスチンが加齢や紫外線などによって破壊され,元に戻らなくなるためにできるものです。また、乾燥が原因で水分が不足してできる一時的なものもあります。
体の部位によっては、筋力不足によって周辺の脂肪、皮膚を支えられなくなり、皮膚がよれた状態が長時間続くことでしわができてしまいます。
お尻にしわができる原因
筋力低下
お尻にしわができてしまう原因の一つが、筋肉の低下によるものです。年齢とともに筋肉は低下してしまうため、お尻の脂肪や皮膚を支えられなくなり、たるみとしわをつくってしまいます。
普段から運動など体を動かす習慣がないと、筋肉は落ちるばかりでお尻は垂れ下がり、深いしわができてしまいます。
座る時間が長い、悪い姿勢
デスクワークなど長時間座った姿勢をとっていると、お尻の血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると皮膚の真皮機能が低下し、皮膚の伸縮もスムーズにいかなくなることで肌質が低下し、しわができやすくなってしまいます。
また、姿勢が悪いと骨盤も歪んでしまいます。
これもお尻の血行が悪くなるので、しわの原因になります。
加齢
すべての肌は、加齢による影響を受けてしまいます。肌の弾力とハリを保つのに必要なコラーゲン、エラスチンなどの成分も、年齢とともに低下していくのでしわができやすくなります。
また、紫外線による酸化、糖分による糖化などもコラーゲンなどを劣化させるので、しわができる原因になります。
お尻のしわのケア方法
お尻のしわを改善するためには、筋トレが必須です。筋トレをおこない筋力をつけることで、垂れ下がってしまった脂肪や皮膚をもとの位置に戻さなければなりません。
鍛えるべき筋肉は、お尻の筋肉でもっとも大きい『大臀筋』です。
大殿筋は、お尻を形づくる筋肉でもあるので、大殿筋を鍛えることでヒップアップしてお尻の見栄えが良くなるだけでなく、基礎代謝が上がって、お尻についたむだな脂肪も落ちていきます。むだな脂肪が落ち筋肉がつくことで、しわのない張りのあるお尻になります。
下記の情報も参考に!
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◆硬いお尻を柔らかくする方法
できるだけ立つ(動く)
座っている時間が長いと、血流が悪くなりお尻のしわをつくる原因になるのは先ほど述べたとおりです。
仕事が忙しくどうしても席を立てないとしても、最低でも1時間ごとに立ち上がり、体を動かして血流を促しましょう。
姿勢に注意する
スキンケア
しわを予防・改善するには皮膚の乾燥を防ぐことも大切です。
加齢により皮脂の分泌が減り、角質層の水分を保つ力が低下します。そうすると、皮膚の真皮機能が低下するだけでなく、皮膚の伸縮が悪くなるのでしわができやすくなります。普段から、化粧水やクリームなどで保湿を心掛けましょう。
また、合わない下着による締めつけや摩擦も、しわの原因になるので注意が必要です。
お尻のしわを改善するトレーニング動画
お尻のしわを改善するためのトレーニングは、とにかくお尻の筋肉を鍛える(使う)ことが必須です。
お尻をピンポイントに刺激を入れるものから、全身の筋肉を連動させるものまで、トレーニング種目は多岐にわたります。ここでは、自宅で簡単に取り組めるトレーニングをご紹介していきます。
まとめ
お尻のしわは、筋力低下や長時間の座位、悪い姿勢、加齢による肌の弾力低下などが主な原因です。特に、お尻の筋肉である大臀筋を鍛えることは、垂れた脂肪や皮膚を引き締め、しわの改善や予防に効果的です。また、座りっぱなしの生活は血流を悪化させるため、1時間ごとに立ち上がり体を動かすなどの工夫も重要です。
さらに、保湿ケアで皮膚の乾燥を防ぐことや、適切な下着を選ぶことも必要です。スキンケアや筋トレを継続することで、ハリのあるお尻を目指すことができます。改善には時間がかかりますが、日々の積み重ねが結果につながりますので、諦めずに取り組みましょう。