
「筋トレは風呂上がりにするべき?それともお風呂に入る前?」という質問をいただくことがあります。確かにお悩みになる方も少なくないでしょう。しかし、答えはズバリ! 筋トレをするタイミングは入浴前がおすすめです。
今回は、入浴やお風呂と筋トレの関係について解説いたします。
入浴することでの三つの効果
トレーニングや運動で汗をかいた後は、「ゆっくりとお風呂やサウナに入って疲れを癒したい」と考える方は多いと思います。入浴には、「運動後の疲労回復に重要な食事と睡眠」を血流促進という面でサポートし、より疲労回復の効率を高める効果があります。
入浴の特徴には、浮力・水圧・温熱の三つがあり、それぞれ次のような効果があります。
浮力
浮力は、お風呂に入ると体が浮いて軽くなる現象で体感できるように、筋肉を弛緩させ、脳への刺激を減らすことにより、心と体をリラックスさせる効果があります。
水圧
水圧については、人が水中に潜ると、体は相当の水圧を受けます。この水圧により腹部が圧迫され、横隔膜が上に押し上げられて肺の活動が約9%減少します。それによって呼吸が頻繁になり、心臓の動きが活発化し血流を促します。
温熱
温熱は、体を温めることで血流を促進します。ぬるめ(38〜40℃)の場合、副交感神経が優位になるため血管が拡張して血流が促進され、リラックス状態に導きます。
反対に熱め(41℃〜)の場合、直後の温まり感は強いですが、実際には交感神経が優位になるため血管が収縮し、血流が抑制され、適度な緊張により心と体を活性化します。
浮力と水圧は、お風呂に入るだけでできるケアですが、温熱だけは、目的に合わせて温度コントロールが必要です。
筋トレや運動による疲労を早くリカバリーしたいなら、食事で摂取した栄養を体中に行き渡らせ、また、疲労物質を除去するための血流促進が大切ですので、ぬるめのお湯に15分程入って血流を促進させるのが良いでしょう 。

筋トレをするなら入浴前がおすすめ
お風呂にゆっくり浸かった後の筋肉は、リラックスして緩んだ状態。活発な活動を促す交感神経ではなく、休息を促す副交感神経が優位になっている状態でもあるので、トレーニングに適したコンディションではありません。
反対に、筋トレ後に体が熱をもったままお風呂に入れば、身体の内側からも外側からも身体が温まります。筋トレをして、代謝が上がっている状態で入浴すると、汗もしっかり出てきてくれるので、お風呂や入浴によるデトックス効果が期待できます。

疲労回復のためのお風呂
入浴は、疲労回復のための重要な役割を担っており、プロアスリートは入浴の効果に注目し、冷水浴や流水浴、温冷浴など、目的に合わせたメンテナンスを行っています。
温冷浴とは、お風呂で温まったら、冷たいシャワーをさっとかけて冷やし、またお風呂で温まる。これを2~3回繰り返すことで、体が自力で温めようとする力を呼び起こすのです。
水とお湯を体に交互に与えることで、全身にある毛細血管が収縮・拡大し、血液の循環を促進させます。サウナと水風呂を交互に出入りすることも同じ効果が期待できます。
また、水を体にかけると、交感神経を刺激し、温かいお湯により、副交感神経を刺激することで自律神経のバランスを保ち、健康を増進させてくれるので、コンディショニング面においても効果的です。
運動の後、汗を流すためにシャワーを浴びて、入浴はしない…という方も多いようですが、回復を促し、ひいてはパフォーマンスを上げるためのサポートとして、入浴の効果を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ヒートショックプロテインとは?
最近の研究では、少し熱めの40~42℃の温度の入浴で10分~20分温めると、「ヒートショックプロテイン(HSP)」という物質が、筋肉中で作られることがわかっています。ヒートショックプロテインとは、ストレスで傷ついた細胞を修復し、元気にするたんぱく質の事です。
「体は“ストレス”と感じるが、細胞が死ぬほどではないマイルドなストレス」を与えることで、体内のHSPが増え、傷や病気が治りやすくなったり、低体温体質が改善したりなど、さまざまな健康増進作用があることが分かってきています。

お風呂上りにおすすめのエクササイズ
お風呂上りには、筋トレよりもストレッチを行うのがおすすめです。入浴後は体が温まっていて、体が硬い方でもストレッチしやすくなっています。
ストレッチは、体の柔軟性を高めるだけでなく、冷えやむくみ、姿勢の改善にも役立ってくれます。就寝前に行えば、リラックスできるので、安眠効果も期待できます。
たとえば、開脚やランジストレッチ、両手を上にのばして横に倒すことで、脇腹を伸ばすようなストレッチもおすすめです。脚や腰、お尻やウエストのサイド、肩甲骨などを動かして、ほぐすようなストレッチを行ってみましょう!
番外編 お風呂のメリットをさらに高めるマグネシウム温浴
お風呂は、心身をリラックスさせるだけでなく、血行促進や疲労回復、睡眠の質向上といったさまざまな健康効果があります。そんなお風呂のメリットをさらに高める方法として注目されているのが「マグネシウム温浴」です。
マグネシウム温浴とは、お風呂にマグネシウムを加えることで、皮膚からマグネシウムを吸収できる入浴法です。特に、通販で手軽に購入できる「マグネシウムフレーク」を使用するのが一般的で、多くの健康・美容効果が期待できます。
マグネシウム温浴の効果

1. リラックス効果の向上
マグネシウムは、ストレスを軽減する働きを持つミネラルとして知られています。温浴によって皮膚から吸収されることで、体内の神経伝達を調整し、精神的なリラックス感をもたらします。特に、寝る前に入浴すると深いリラクゼーションが得られ、質の良い睡眠へとつながります。
2. 筋肉の緊張を緩和
マグネシウムは、筋肉の収縮を調整する働きがあります。筋トレ後や長時間のデスクワークで感じる筋肉の疲労や張り、こりを和らげる効果が期待できます。温浴による血流の改善と相まって、筋肉の回復を早めるサポートをしてくれます。
3. 肌の健康をサポート
マグネシウム温浴は、乾燥肌や肌荒れの改善にも効果的です。皮膚のバリア機能をサポートし、潤いを保つ作用があるため、肌をしっとりとした状態に整える効果があります。入浴後の保湿ケアと組み合わせると、さらに効果が高まります。
4. 血行促進とデトックス効果
マグネシウム温浴は、血行を促進し、体内の老廃物や毒素の排出を助けます。これにより、むくみの改善や代謝の向上が期待できます。定期的に行うことで、体全体のコンディションを整えることができます。
マグネシウムフレークがおすすめ
マグネシウム温浴に最適なアイテムとして人気なのが「マグネシウムフレーク」です。通販サイトで簡単に購入でき、使い方も非常に簡単です。バスタブに適量を入れるだけで、家庭で手軽にマグネシウム温浴を楽しむことができます。その他、エプソムソルトもおすすめです。
- 使い方: お風呂の湯(約200L)にマグネシウムフレークを50〜100gほど加えてよく溶かし、20〜30分間ゆったりと浸かるだけです。
- 選び方のポイント: 高純度のマグネシウムフレークを選ぶと、より高い効果が期待できます。また、香り付きの製品を選ぶとアロマ効果も加わり、リラクゼーション効果がアップします。

注意点とポイント
- マグネシウム温浴は基本的に安全ですが、敏感肌の方や肌トラブルがある方は、少量から試すことをおすすめします。
- 汗をかきやすくなるため、入浴後は水分補給を忘れないようにしましょう。
- 毎日でなくても週に数回取り入れるだけで十分効果が期待できます。
マグネシウム温浴は、心身のリラックス、筋肉の回復、肌の健康維持、血行促進といった多岐にわたる効果が期待できる、手軽で効果的なセルフケア法です。通販で購入できるマグネシウムフレークを使えば、自宅のお風呂で簡単に始められます。
体を癒しながら、健康的な生活をサポートするマグネシウム温浴。忙しい日々のリフレッシュタイムとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
その他 マグネシウム塗布もおすすめ
マグネシウムを直接肌に塗布することで、体内に効率的に吸収させることが可能です。特に、筋肉のこりや痛みがある部分に塗布すると、血流を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果が期待できます。また、疲労回復やストレス軽減にも役立ち、睡眠の質を向上させるといわれています。
マグネシウムバームという製品は使いやすく、手のひらや足裏、肩などに簡単に塗布することができます。肌に直接塗るため、乾燥しやすい場合は保湿クリームと併用すると快適です。さらに、入浴後の温まった状態で使用すると、吸収効率がさらに高まります。
手軽に使えるマグネシウム塗布は、スポーツ後のケアや日常的なリラクゼーションに最適で、通販で手軽に購入可能なため、ぜひ試してみてください。
まとめ
筋トレは入浴前に行うのがおすすめです。入浴後は副交感神経が優位となり、筋肉がリラックスしているため、トレーニングに適していません。一方、筋トレ後に入浴すると、血流促進やデトックス効果が期待でき、疲労回復がスムーズに進みます。
入浴には、浮力・水圧・温熱の3つの効果があり、筋肉を弛緩させ、血液循環を促進することでリラックスと健康維持をサポートします。また、40~42℃の入浴で生産される「ヒートショックプロテイン(HSP)」は、細胞修復や免疫力向上に寄与します。お風呂上りにはストレッチを取り入れると柔軟性が高まり、冷えやむくみの改善にも効果的です。