肩甲骨周辺の筋肉が硬いと太りやすい?!痩せ体質な体にするためのポイントを徹底解説!

肩甲骨周辺の筋肉が硬いと太りやすい?!痩せ体質な体にするためのポイントを徹底解説!

肩甲骨には、首・肩・背中に関わる数多くの筋肉が付いているため、肩甲骨を動かすことで多くの筋肉が働き、血液循環が良くなりいわゆる「こり」の解消につながります。また基礎代謝が高まるので、脂肪燃焼効果の高い「痩せ体質」な体を手に入れることができます。

今回は、肩甲骨周辺の筋肉が硬いと太りやすい原因と痩せ体質にするためのポイントをご紹介いたします。

肩甲骨周辺の筋肉群

肩甲骨周辺には、数多くの筋肉が存在しています。
大きく分けて、「アウターマッスル」と「インナーマッスル」に分かれます。
簡単にご紹介していきます。

肩甲骨周辺のアウターマッスル

肩は、股関節や膝関節のように大きな関節が骨に支えられている部分があるのに対して、肩関節は骨と骨との接触面が小さく、肩甲骨は鎖骨で下に吊り下げられている状態になっています。

要するに肩甲骨は背中で宙に浮いた状態で、実に頼りない構造になっています。その代わり関節可動域が広く自由度の高い関節になります。

肩の微妙な動きをコントロールしたり、関節と関節を繋ぎ合わせ安定性を保っているのがインナーマッスルですが、これをさらに覆って肩の強度を高めているのがアウターマッスルです。「僧帽筋」「広背筋」「三角筋」がこれに当たります。

肩甲骨周辺のインナーマッスル

肩関節のインナーマッスルは、総称「ローテーターカフ」とよばれ、肩甲骨と腕の骨である上腕骨をつないでいる筋肉になります。肩関節の形状はさまざまな方向に動かすことができる「球関節」に分類されます。

メリットとしては、さまざまな方向に動くことができ、腕を自由自在に動かすことができます。デメリットとしては、さまざまな方向に動くので、安定性か悪く関節が外れやすいことがあげられます。

ローテーターカフは、その安定性の悪い肩甲上腕関節をスムーズに動くよう安定させる役割を持ちます。「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」の4つがこれに当たります。

肩甲骨周辺のインナーマッスル

肩甲骨周辺の筋肉群が硬くなる原因

筋肉が硬くなる原因は、二つです。「使いすぎ」と「使わなすぎ」が原因で筋肉は硬くなります。

肩甲骨の動きとしては、上下・左右・斜め上下の6つの動作があります。そして肩甲骨は、「腕を上げたところからさらに上げる」「腕を前に伸ばしたところからさらに伸ばす」など、ある程度大きく動かなければ働きません。

デスクワーク等で長時間、体を動かす機会が減ること、年齢と共に体の動き自体が小さくなってくることにより、肩甲骨が働かず、筋肉が徐々に硬くなります。

また先にお伝えしたとおり、肩甲骨は、股関節や膝関節のように大きな関節が 骨に支えられている部分があるのに対して、肩関節は骨と骨との接触面が小さく、肩甲骨は鎖骨で下に吊り下げられている状態になっています。

そのため、常に腕の重みに耐えていますので、姿勢によっては肩甲骨周辺の筋肉に負担をかけ、使いすぎにより硬くなることも考えられます。

肩甲骨周辺の筋肉群が硬くなる原因

肩甲骨周辺の筋肉が硬いと太りやすくなる理由

肩甲骨周辺の筋肉が硬くなることで、太りやすくなる原因をいくつかあげていきます。

血流が悪くなる

私たちの体についている筋に気は、血液を送り出すポンプの役割を担っています。
しかし、運動不足等が原因で筋肉が硬くなることで筋肉が働かず、血流が悪くなります。

血行不良になると、内臓や細胞の動きが鈍り、代謝が低下します。 さらに老廃物も溜まりやすくなるので、結果的に脂肪の蓄積を招いて太る原因になってしまいます。

可動域が狭くなる

肩甲骨周辺の筋肉が硬くなると可動域が狭くなります。
すると、肩や腕の可動域が狭まり、筋肉量の減少から脂肪がつきやすい状態になります。

また血流も悪化するので老廃物が溜まりやすくセルライトができる原因ともなります。

姿勢が悪い

現代では、長時間のパソコンやスマートフォンの使用が増えたことにより、座っている時間が増え、日常生活で体を動かす機会が極端に減りました。

画面を覗き込むような姿勢で過ごしている時間が多いと、首、肩、背中などの筋肉がその姿勢のままこわばり硬くなります。実は首や肩、背なかには、脂肪を燃料させる筋肉が多く存在しているので、その筋肉が硬くなり、働かなくなると代謝が下がり、太りやすくなります。

熱を生み出し脂肪燃焼させる「褐色脂肪細胞」

肩甲骨の周囲には、「褐色脂肪細胞」が密集していると言われています。 もともと脂肪細胞には「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2種類があると知られていました。

白色脂肪細胞には、血液中に増えた脂質や糖を取り込み、エネルギーとして蓄える働きがあります。脂質や糖を取り込みと、大きく膨らみ肥満を招きます。

一方、褐色脂肪細胞は反対の働きをし、脂肪を燃やし、熱を生み出す働きがあります。私たちの体では、唯一筋肉が熱を発生させますが、褐色脂肪細胞の熱生産能力は筋肉の70~100倍もあると言われています。

その褐色脂肪細胞は肩甲骨周辺や首の後ろ、わきの下などに密集していることがわかっています。そのため肩甲骨を普段から動かで、褐色脂肪細胞が活性化し、痩せやすくなります。

脂肪細胞

参考動画

*音声が出ますのでボリュームにご注意ください。

肩甲骨ストレッチ
肩こり30秒体操
ゴルファー必見
動的ストレッチ

まとめ

正しい歩き方を検索すると、驚くことに正しい歩き方がたくさん出てきます。はたしてどれが本当に正しい歩き方であるのかがわからずにご自分に取り入れている方も多いのではないでしょうか。

今回お伝えした歩き方は、人間の骨格・筋肉の構造上、こうなるしかないといった歩き方です。「アームリングパーソナルジムではこう教えています」といった独自のメソッドではなく、神様がそう決めた歩き方です。

もちろん歩き方には種類があり、たとえばモデルの方が行っている歩き方もあります。勘違いしてはいけないことは、その歩き方が間違った歩き方ではなく、普段の生活のなかにモデルの方が歩いているような歩き方が必要なのかどうかを考えて欲しいということです。モデルの方は機能的に歩くというよりも格好よく歩くということを重視しているので、そのような歩き方になるのです。

目的にあった正しい歩き方を選択し、本当に自分に必要なものを取り入れていただければ幸いです。

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