近年、一般の方にとってパーソナルトレーナーは、身近な存在となりました。パーソナルトレーニングジムも数が増え、パーソナルトレーナーの指導のもと、トレーニングに励む方も多いのではないでしょうか。
そのなかで、現在パーソナルトレーニング受けている方も、これから受けようと思っている方も、「パーソナルトレーニングを、今後、どのように継続していくべきなのか」「頻度は、週に何回行けばいいのか」という疑問をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
今回は、その点をお伝えしていきたいと思います。
継続方法
われわれパーソナルトレーナーが、普段、会員の皆さまにお伝えしている、パーソナルトレーニングを受けるうえでの継続方法が、いくつかありますのでご紹介いたします。
期間設定タイプ
たとえば、はじめに3ヶ月〜6ヶ月という期間を設定し、目標が達成できたら、パーソナルトレーニングは一旦打ち切りにして、スポーツクラブ等での自己トレーニングに切り替える方法、また、ある程度継続することで、トレーニングに知識や技術がつき、「自分でトレーニングができる!」と自信がついたら、自己トレーニングに切り替えるという方もいます。
いずれにしても、またしばらく経ってから、同じように通いはじめるのも、とても良いことだと思います。
季節集中タイプ
夏だけ、冬だけ、露出が増える夏前の時期だけ、体を引き締めるために通いたいという方もいらっしゃいます。
スポーツを行っている方でも、このような使い方をしている方がいます。
「真夏の暑い時期は屋外でのスポーツは危険だから、室内でのパーソナルトレーニングで体をつくっておこう。そして気候がスポーツに適した時期は、スポーツを楽しもう!!」という使い方です。
健康維持向上タイプ
健康や体力を維持または向上したい、運動不足を解消したいという目的で、たとえば、週に一回永遠と通われ続けるという方法です。
「普段、自分一人では、まったく運動できないし、やり方もわからないので、パーソナルトレーナーにすべてお任せします」という使い方をされる方が非常に多いです。
なかなか、自分一人で継続してトレーニングを行うというのは、結構エネルギーを使いますし、正直なところ、大半の方がやらなくなってしまいます。
そんな時に、日常生活に支障がない頻度で、ずっと通われ続けるという方法は、一番現実的かと思います。現に、われわれの施設でも、この使い方をされている方が非常に多いです。
週に何回行けばいいの?
各トレーニングジムのコンセプトによって、かなり違いのでるところではあると思いますが、アームリングパーソナルジムの考えとしては、「週一回」で十分であると思います。
もちろん、すぐに結果をだしたいと考える方で、「週二回」来られる方もいます。もちろん、2週に一回、地方から来られる方もいますし、月に一回という方もいます。
パーソナルトレーニングの特性として、完全マンツーマン、個別指導で行っておりますので、一日のなかで、パーソナルトレーナーがみることのできる人数に限りがあります。そのようなこともあり、よほどライフスタイルに余裕がないと、週に何回も通うことは難しくなります。
ですので、来られた時に行なったトレーニングを、ご自宅などで行うなどの自己トレーニングが、非常に大切になります。また、アームリングパーソナルジムで行うトレーニングは、日常生活動作に直結した動きを行いますので、歩く、走る、立つ、しゃがむ等、普段、なにげなく行っている動作が、トレーニングになります。
そこまでのレベルになってくると、トレーニングに来た時だけがトレーニングではなく、日々の生活動作すべてがトレーニングになりますので、週7日間、寝ている時以外、トレーニングを行っていることになります。
週一回のトレーニングに来られた時は、普段できない負荷(加圧トレーニング、高重量)を入れたトレーニングを行ったり、動きの修正・改善を行う等のために通うという考えがよいと思います。
正しい体の使い方を学ぶ、そしてメンテナンスに行く
正しい体の使い方を学んだことのある人は、かなりまれな方です。基本的には、学校でも正しい体の使い方は教えてくれません。
スポーツを行っていた方でしたらば、行っていなかった方よりは、体の使い方について学ぶ機会はあったのではないでしょうか。でも、はたしてそれが「正しい」のかと言われると、かなり疑問になってきます。
そして、大人になっても、正しい体の使い方を教えてくれる場所はほとんどありません。それをお伝えするのが、「われわれパーソナルトレーナー」だと思います。特に、アームリングパーソナルジムでは、その「正しい体の使い方」を重視して、指導を行っています。
トレーニングに来られる目的として、さまざまあるとは思いますが、目的を達成することにプラスして、体の使い方を学んで欲しいと思っています。自分の体のことなのに、なにも知らなかったのだなと愕然とすると同時に、正しい動きを知ると、体を動かすのが楽しくなると思います。
トレーニング初めは、今までの癖がでますので、すぐに以前の動き(間違った動作)に戻ります。それをまたトレーニングに来た時に修正します。この修正作業(メンテナンス)を繰り返し行うことで、徐々に正しい体の使い方が身についてきます。
そして、一度身についた動きは、ある程度体が記憶しますので、「自転車の乗り方」「泳ぎ方」と同じように忘れることはありません。
ただし、多少のズレが日々の生活のなかでおきますので、それを週一回、修正する作業が必要になります。ちなみに、その小さなズレには自分で気づくことは困難です。自分の癖には気づくことはむずかしいので、それなりの目を持っている第三者の力が必要になります。
まとめ
パーソナルトレーニングは、目標達成を見据えて期間を決める方法や、季節的な集中トレーニング、健康維持を目的に週一回の継続が有効です。
週一回のトレーニングでも、日常生活の動作がトレーニングに繋がり、自己トレーニングを併用することで効果が高まります。
正しい体の使い方を学び、メンテナンスを行うことで、体を楽に動かせるようになります。トレーニングは、正しい動きを習得し日常生活に活かすための重要なステップとなります。