お尻はさまざまな筋肉で構成されております。
そのため、使い方などの影響でバランスが狂っても痛みが発生しますし、打撲などで筋肉に傷がついても痛みが発生します。
また、座骨神経痛など、神経系も影響しますので痛くなる要素は多く持ち合わせているといえます。
今回は、そのお尻の筋肉が痛くなった時の対処法を簡単に説明したいと思います。
お尻の筋肉の概要
お尻の筋肉は、その奥に人体で最大の関節の股関節があります。
それを動かすわけですから、とても強く、そして多くの筋肉で構成されています。
表面から、大殿筋・中臀筋・小殿筋。そして、主に股関節の外旋作用をもたらす、深層外旋六筋などで構成されています。
これらの筋肉が協力して、強い力を発揮したり繊細な動きをしたり、さまざまな動きを可能にしています。
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お尻の筋肉が痛くなる原因
お尻の筋肉は、筋肉だけでも多くありますし、奥に股関節、坐骨神経などの神経系もありますので痛くなる原因はさまざまです。
すべてを説明できるものではありませんが、お尻の筋肉が痛くなる大きな原因を説明させていただきます。
外傷による原因
お尻の筋肉は、動かすことだけが目的ではありません。
お尻は、骨盤(股関節含む)を保護するという重要な役割もあります。
例えば、尻もちをついたときにお尻の筋肉がなかったら、ダイレクトに骨盤にダメージを与えてしまいます。
そのように「保護」するという大事な役割があるのです。
保護するわけですから、その際はお尻の筋肉がダメージを受けることになります。
そのように、外傷による痛みの原因があります。
循環による原因
これはわかりやすくいうと、運動不足による原因です。
肩こりで考えてもらうとわかりやすいですが、運動不足が肩こりにもたらす影響は大きいです。
そのように、お尻も運動不足により、筋肉自体が固くなり痛みにつながることはあります。
ただ、お尻は歩けば使うので、肩こりよりは起こりづらいと考えられます。
運動不足は、循環不足につながるので歩くだけでもいいので日頃から体は動かしておきたいものです。
神経による原因
座骨神経痛でお尻あたりに痛みがでることは多々あります。
重く響くような痛みが数日続くようならば、然るべき医療機関に相談することをおすすめいたします。
原因が複合するケース
たとえば、上記の原因に照らし合わせると、転ぶなどして外傷によりお尻に痛みがでると、痛いので運動は少なくなるはずです(もちろん、初期段階は、安静なので仕方がないことです)。
そして、循環が普段より悪くなり筋肉を硬直させてさらに痛みが増し、その結果さまざまな筋肉のバランスがくずれて神経系にも影響がでて座骨神経痛になる。
というように、原因が複合的になることもあります。 これが原因としては多いと考えられます。
お尻が痛い時にできること 対処法
外傷による痛みの場合は、たとえば、腫れたり腫れていなくても触るだけで痛いとか、そのようなときは安静にすることがまずは重要です。
動かすことにより症状が改善することもあるかもしれませんが、動かすことによりひどくなってしまうかもしれないので、外傷の場合は安静が基本です。
効果的に動かす
外傷ではなく、慢性的にお尻が痛いときなどで、一番おすすめなのは効果的に動かすことです。
お尻の筋肉は、股関節や様々な筋肉で成り立っているので、循環を必要としています。
歩くだけでも、効果的ですので、痛みのでない範囲を探りながら行うと効果的です。
運動のなかで、特におすすめなのはスクワットになります。
スクワットと聞くと、重たいものを持ち上げることを連想されるかもしれませんが、自分の体重だけでも充分に効果が期待できます。
スクワットは、フォームが大切になりますので、専門家の指導のもとに行うことをおすすめいたしますが、下部に動画においても説明しておりますので参考にしてください。
マッサージなどで循環を促す
お尻を触ったり押したりしても大丈夫ということを確認できたら、マッサージや針治療なども有効です。
最近では、テニスボールを利用したりする筋膜マッサージなどもセルフでできますので、こちらも試してみるといいと思います。
マッサージ同様、ストレッチも効果的ですのでお試しください。
ストレッチ方法は下記を参考にしてください。
鎮痛剤などを利用する
あまりに痛みが激しいときは鎮痛剤を利用することもあります。
もちろん、医師の指導のもと行うようにしてください。
まとめ
ここまで、お尻が痛い時の対処法を説明してきましたが、やはり重要なことは循環です。
普段から体を動かす習慣のある人はそれだけ、お尻の筋肉が痛くなることも少ないといえるかもしれません。
痛くなったら、外傷でないことを確認してまずは運動を取り入れることをおすすめします。
参考となる動画を用意してありますので、無理のない範囲で取り入れてみてください。
※外傷か判断できない場合は、医師の判断を仰ぐことをおすすめいたします。