最高の体とは、どういったことを言うのでしょう? 「筋肉ムキムキ」「バランスがいい体」「細くて引き締まった体」など、人にもよりますが、さまざまあるかと思います。
今回は、私たちパーソナルトレーナー目線から、最高の体について解説していきます。
最高の体とは?
最高の体とは、どのような状態のことを言うのでしょうか?
それは、ズバリ「動ける体」でしょう。
私たち人間は、動物です。書いて字のごとく、動くことが前提の生き物です。体を動かすことで、体のさまざまな機能が働きます。血液の流れがよくなり、体温が維持され、臓器が働き、免疫・代謝などの機能が上がり、病気などのリスクが下がるなど、良いことしかありません。
もし、腰痛やひざ痛などがあり、動かすことが億劫だとしても、正しく体を動かす訓練を行えば、痛みは緩和し動けるようになります。快適に過ごすためには、動くことが、とても大切になります。
最高の体をつくるために
最高の体をつくるためには、先に述べたとおり、体を動かすことが必要です。歩いたり、走ったり、筋トレも良いでしょう。
もちろん、日常生活での動作でも十分可能です。通勤などでエレベーターやエスカレーターを使わず階段を使う、歩ける距離ならバスやタクシーを使わず歩いて移動するなど、工夫次第で体を動かすことは十分できると思います。
ただ、やみくもに体を動かせばいいかというと、そうではありません。やはり、正しく動かすこと、機能的に動かすことが重要になります。そこで、オススメなのが「スクワット」です。
スクワットは「キングオブトレーニング」といわれ、最近の研究では、全身の筋肉に作用することが分かっています。スクワットはやり方が大切で、「股関節」を中心に行うことがポイントです。股関節を正しく使うことで、体を機能的に使うことができます。
私たちのさまざまな動きは、股関節中心で行われています。股関節が働くことで、手足がしなり、動くのです。
最高の体を維持するために
最高の体を維持するためには、運動を継続することです。習慣化ができれば最高です。運動が生活の一部になれば、人生は限りなく健康で、活力に満ちたものになるでしょう。
習慣化することは、決して簡単ではないですが、簡単なものから少しずつでいいので、取り組んでみてください。トレーニング時間を決めて行ってもよいですし、いつも行う家事や、通勤時などに意識するだけでもいいと思います。動いたらその分、エネルギーも消費します。
最高の体をつくり、維持するために食事も大切です。せっかく運動しているのに、適当に食事をしていては元も子もありません。バランスのよい良質な食事を摂ることでエネルギー効率が上がり、運動の質も上がっていきます。
また、睡眠も最高の体を維持するために必要です。睡眠時間も大切ですが、質が重要です。睡眠の質を上げるには、軽い運動などで、体温を少し上昇させることがポイントになります。オススメは「ストレッチ」です。
ストレッチは、筋肉を伸ばすことで血流を良くし、体温を上げてくれます。また、ほどよい疲労感もでるので、入眠もスムーズです。激しい運動は逆に入眠を妨げ、興奮状態になるので眠りが浅くなるので注意が必要です。
まとめ
最初は、意識して行うことになるので、忘れたり、さぼったりなどあるかもしれません。まずは、週に一回からでもいいので、体を動かすことに取り組んでみましょう。
慣れてくれば、徐々に頻度も増え、勝手に強度も上がってくるでしょう。それと同時に体が疲れにくくなり、「体を動かさないと気持ち悪い」という状態になっていきます。
腰痛やひざ痛など、痛みなども気にならなくなり、快適に過ごすことができると思います。最高の体を手に入れるために、運動の習慣化に取り組んでみてください。