お尻を鍛えると、体幹が強くなります。それは、なぜかというと体の連動力が高まるからです。では、なぜお尻を鍛えると連動力が高まるのかをさまざまな観点から解説していきたいと思います。
お尻の筋肉を鍛えることこそ体づくりの第一歩
お尻を鍛えると、カラダの連動力が高まりさまざまな効果が期待できます。股関節という靭帯の最大の関節を囲う形でできており、まさに人間の要の筋肉といっても過言ではありません。
しかし、体の後ろ側に位置しており、それなりの訓練をつまないと意識しづらい筋肉ということもできます。だからこそ、お尻の筋肉を鍛えることに大きな意味があるのです。
お尻を鍛えることで得られる効果をざっと(超簡単に)説明します。
- 体力の向上(動きが効率的になるため)
- 姿勢改善(体に軸ができるため)
- 美脚作用(前モモを使わなくなるため)
- 腰痛やヒザ痛の改善が期待(動きが効率的になり負担がへるため)
- 全身の筋力向上(連動力が高まるため)
などなど。
まさに、体づくりの答えがここにあるのです。
お尻を鍛えることで変わること
皆さまは、お尻を使って物を持ち上げる感覚があるでしょうか?
お尻を使って階段を上る感覚があるでしょうか?
そして、お尻を使って日常生活を行動する感覚があるでしょうか?
お尻を使うという言葉は、お尻を鍛えることと混同してしまうかもしれませんが、言いたいことはほぼ同じです。鍛えていけば感覚が高まり使えるようになってくるということです。
トレーニングを始めた当初は、誰しもお尻をどのように使うのかわからないと思います。
それは、お尻の感覚が少ないということです。
腕の感覚(力こぶなど)はある人が多いと思いますが、お尻の筋肉の感覚を得るにはある程度の訓練が必要なのです。
お尻を鍛えることでお尻に感覚ができて、お尻が目覚めはじめます。その結果、日常生活でもお尻を使うようになり、より質の高いお尻ができあがるのです。まずは「使えるお尻」を手に入れることです。そのために鍛えるのです。下記にお尻を鍛える方法を紹介しますので参考にしてみてください。
◆『お尻を鍛えるにはスクワットが一番』>>
お尻の役目
それでは、そもそもお尻はどのような役目があるのか解説いたします。
もちろん、さまざまな役目があるわけですが、そのなかでもとても大切な役目は、「前に進む」ということです。お尻は、車でいうとアクセルとしての前に進む役割があります。
そして、お尻の反対の役割をする筋肉が前ももになり、これはブレーキをかける役割を持ちます。前ももを主体に使っている人が非常に多く、このような使い方はブレーキをかけながら前に進んでいる負担の大きい動作といえます。
お尻を鍛えると、前ももを主体に使っていたのがお尻を主体に使うようになります。お尻が使えるようになると、ブレーキがかからない状態になるので行動するための無駄なエネルギーを使うことが少なくなります。お尻を使うようになると少ないエネルギーで行動することができ、動作がとても効率的になります。お尻のを鍛えることで、本来の役目である前に進む能力がますのです。
また、お尻が使えるようになると、カラダが連動して動けるようになるというメリットがあります。
連動して動けるということは、全身に刺激がいきわたり、その結果全身がバランス良く鍛えられるということなのです。
一つひとつの筋肉を鍛え上げていく方法もあるのですが、本当に使えるカラダを手にいれるためには、全身の筋肉に「連動」という命令を出すことができるお尻の筋肉をメインに鍛えることです。
お尻の構造
お尻は、体幹部の一番下にあり脚に力を伝達する大きくて強い筋肉が集まっています。お尻は体幹部と脚の中心にあり、カラダを連動させるのに不可欠な筋肉なのです。
筋肉の構成としては、大殿筋をはじめ、中殿筋、小殿筋、あるいは外旋六筋といわれる、梨状筋(りじょうきん)、大腿方形筋(だいでんほうけいきん)、上双子筋(じょうそうしきん)、下双子筋(かそうしきん)、外閉鎖筋(がいへいさきん)、内閉鎖筋(ないへいさきん)など、さまざまな筋肉で構成されているのが特徴です。
下記の情報も参考に!
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◆『知っているようで知らない、お尻の筋肉の名前をポイント解説!!』>>
まとめ
このように、お尻を鍛えることは、
「体の安定感が高まる」
「腰痛などの予防につながる」
「脚やふくらはぎが細くなる」
「疲れづらくなる」
「姿勢が良くなる」
など、さまざまな効果が期待できます。
体づくりの本質を目指す方はぜひ、このお尻の筋肉に着目していただけたらと思います。
お尻を鍛えるトレーニング動画
下記に、お役立ちの動画を紹介いたします。ぜひ、皆様の体づくりの参考にしてください。
お尻を鍛えると体が変わりますよ。