ダイエットは姿勢改善が必須!姿勢が良いと痩せられる理由

ダイエットは姿勢改善が必須!姿勢が良いと痩せられる理由

ダイエットというと、食事と運動をまず思い浮かべると思います。「普段の姿勢を良くしよう!」と考える方が少ないのが現状です。正直、食事と運動を行えば痩せることは可能です。

しかしダイエットはただ体重が減ったり、体型が引き締まったりすれば良いのかというとそうではありません。ダイエットを行う際には、ぜひ「正しい体の使い方も同時に身につけていただきたい」のです。正しい体の使い方を学ぶことで自然と良い姿勢になり、ダイエットがより効率的に進みます。また痩せた時に体のバランス、シルエットが整い、理想的なボディへと自然と近付きます。

今回は、正しい座り方や立ち方、良い姿勢のメリット、正しく姿勢を保つために実践していただきたい筋トレ法をお伝えしていきます。

良い姿勢とは?

まず良い姿勢とはなにかをお伝えしていきます。

良い姿勢とは「関節や筋肉に無理な負担をかけず、かつ姿勢を保つために必要な筋肉に必要なだけ力が入る」状態のことを指します。

良い姿勢を保つためには抗重力筋という筋肉を普段から「使える」ようにしておくことが必要となります。良い姿勢になるためには、筋肉を「鍛える」のではなくて使えるようにする必要があります。「使えるようになれば、自然と鍛えられる」のです。

そして抗重力筋とはどこの筋肉かというと「お尻とお腹」になります。お尻とお腹の筋肉は、人体の筋肉でもっとも大きな筋肉になります。われわれ人間は、座る、立つ、歩く、走る、しゃがむ等のさまざまな姿勢を日常生活では繰り返し行っています。

そこで提案なのですが、

  • 日常生活での何気ない動作をこの機会に一度見直してみませんか?
  • ご自分がどこの筋肉を使って生活しているのかを感じてみませんか?

もしかすると正しいことだと思って行っていることが間違いだったということがあるかもしれません。もしその場合は今すぐにでも修正することは可能です。正しいことを行っている場合は、そのままその動作を続けてください。

現代では情報過多により、何が正しくて何が間違いなのかわかりにくくなっています。この記事を通して正しいことと間違っていることの判断ができるようになっていただければ幸いです。

正しい姿勢を保つためのポイント「重心の位置」

正しい姿勢を保つためには、「重心の位置」を意識する必要があります。重心の位置が整うことで「自然と良い姿勢になる」のです。

筋肉を鍛えて強くすることで良い姿勢になるわけではありません。(※筋力低下が著しい場合は筋肉を鍛えることもあります)今回は座り姿勢と立ち姿勢の時の重心をお伝えしていきます。

座り姿勢の重心

座っている時の重心は「坐骨」になります。

座面に骨盤を垂直に立てた状態で座り、お尻を左右に揺らすと当たる部分の骨になります。坐骨は「背骨の始まり」になります。背骨の始まりの骨盤の傾きが骨盤前傾(反り腰)や骨盤後傾(猫背)になっていると姿勢が崩れてしまうため、重心の位置は非常に大切です。

そして始まりが坐骨だとした場合、背骨の終わりは「頭」になります。そのため、頭の位置は坐骨(背骨)の上に乗せるのが正しい位置になります。座骨の上に乗せるのがわかりにくい場合は背骨(頸椎)の上に乗せる意識でも構いません。

背骨はどちらかというと体の裏側にありますので、頭の位置も少々後ろになります。首の筋肉を触りながら目線を上げていくと首の筋肉が緩む場所がありますので、その位置が正しい位置となります。顎は決して引いてはいけません。

立ち姿勢の重心

立っている時の重心は「くるぶしの真下」になります。

空き缶を踏み潰す時にどこで潰しますでしょうか? かかとですか? それともつま先? そのどちらでもなくくるぶしの真下で踏みつけませんか? 普段履いているシューズの作りもくるぶしの真下が一番あつめに作られています。

四足歩行動物の場合には、重心など意識せずとも重心が点になります。そのため、重心の位置が安定しているので、姿勢は崩れません。たとえば姿勢が悪いライオンがいるでしょうか? どのライオンを見てもみんな同じ姿勢で動いていると思います。しかし人間の場合は二足歩行なのでバランスを取るため、足が大きく広がっています。

そのため、重心の位置が正しい方もいるし間違っている方もいるのです。要は姿勢が良い人もいれば悪い人もいるということになるのです。

くるぶしの真下は足の裏の中でも後ろ側に位置します。土踏まずとかかとの丁度真ん中になります。一度立った状態で、前側(つま先)や後ろ側(かかと)に重心を傾けて立ってみてください。どちらにしても不安定になるかと思います。くるぶしの真下重心にすると一番安定して立ちやすくなるかと思います。

立ち姿勢の重心

重心の位置が整うと「お尻とお腹」を使う

重心の位置がズレた状態で座ったり立ったりしていても、もちろん筋肉は使用しています。

しかし「弱くて小さい筋肉」を使用します。具体的には、上半身では「首・腰」、下半身では「太ももの前・ふくらはぎ」が代表的です。これらの筋肉は、体力がないうえ、小さい筋肉なので負担をかけると肩こりや腰痛の原因となります。

反対に重心の位置が整うことで、「強くて大きな筋肉」を使用します。具体的には上半身では「お腹」下半身では「お尻・太ももの裏、内もも」が代表的です。これらの筋肉は、体力があり、大きな筋肉なので日常生活ほどの負荷をでは関節や筋肉を痛めるリスクは低いと考えます。

多くの方にダイエット時にどこを引き締めたいかと質問をすると「お腹周り、下半身(太もも)」とお答えになります。重心の位置が整い、良い姿勢になることでこれらの筋肉に力が入り、座っているだけ、立っているだけで理想の体に近づくのです。

一つ注意点としては、太もも中でも前ももの筋肉はあまり使用しないようにしましょう。前ももは非常に大きく発達する筋肉のため、使いすぎると足が太くなってしまいます。反対に裏ももはあまり大きくならず、どちらかというと引き締まり足が細くなります。

正しい姿勢を保つためのおすすめ筋トレ

正しい姿勢を保つためのおすすめ筋トレとしては「スクワット」を行ってみてください。スクワットを行う目的は、「お尻とお腹の筋肉を使えるようにする」「重心の位置を一定に保ち動作する」ことです。

そのためには「股関節を中心とした正しい体の使い方」を身につける必要があります。スクワットは日常生活動作に直結した根本となる動作です。座る、立つ、歩く、走る、しゃがむ動作のすべての動作がスクワットになります。股関節を中心とした体の使い方を身につけることで、お尻とお腹の筋肉をメインとして使用します。

股関節を中心とした体の使い方を身につけることの最大のメリットは「全身の筋肉が連動して働く」ことです。つまり正しいスクワットを行うだけで全身の筋肉が引き締まるのです。これは座っている時や立っている時もまったく同じことが言えます。

正しい姿勢を身につければ、それだけで全身の筋肉が引き締まり、理想的な体に近づくのです。
※詳しくは参考動画にて動作をご確認ください。

正しい姿勢を保つためのおすすめ筋トレ

まとめ

良い姿勢になることで、「お尻とお腹」の筋肉をおもに使います。体の中心のお尻とお腹が使えるようになることで全身の筋肉が働き、連動します。座っている時や立っている時にお尻とお腹が使えるようにスクワットで感覚を養ってみましょう。

良い姿勢になるためには「重心の位置」も大切です。重心の位置が崩れるとそれだけで姿勢が崩れてしまいます。その場合、お尻とお腹の筋肉ではなく、首や腰、前もも、ふくらはぎをメインで使用してしまいます。これらの筋肉は、弱くて体力がないために姿勢を保つことができません。また前ももは大きく発達し、太くなるので筋肉太りによって、足が太くなってしまいます。(※前ももの筋肉もほどよく使います)

日常生活でのなにげない姿勢で体型は良くもなるし悪くもなります。はじめのうちは歩く・走るといったはやい動作で使っている筋肉や重心を意識することは少々難しいと思いますので、まずは止まった状態で座る・立つから実践してみてください。

座り方や立ち方はしっかりと学んだことのない方がとても多いです。この機会にぜひ、正しい体の使い方を学んでみてください。

参考動画

スクワット時の股関節の正しい動きについての解説動画
正しい立ち方(立ち姿勢の時の正しい重心の位置について)姿勢改善
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